
ルワンダ ニャルシザバフ(中深煎); お菓子食べたい
起伏がダイナミックだけど、どこか落ち着きを見せる、そんなストーリーのある一杯だ。 キュッとしまった焙煎香を嗅いで、口に含む。軽やかだけど存在感のある酸味がくるりと前回りする。炒った穀物の香り。目を瞑ると、乾いた苦味と芯の通った酸味が、落ち着いた柑橘を思わせる。酸味が広がりなが次第に旨みも出てきて、丸くなめらかに盛り上がる。成り行きで切れてゆく。少し冷めると、酸味が主役になって柑橘みが増す。 ...
起伏がダイナミックだけど、どこか落ち着きを見せる、そんなストーリーのある一杯だ。 キュッとしまった焙煎香を嗅いで、口に含む。軽やかだけど存在感のある酸味がくるりと前回りする。炒った穀物の香り。目を瞑ると、乾いた苦味と芯の通った酸味が、落ち着いた柑橘を思わせる。酸味が広がりなが次第に旨みも出てきて、丸くなめらかに盛り上がる。成り行きで切れてゆく。少し冷めると、酸味が主役になって柑橘みが増す。 ...
上立ち香はコーヒーらしい落ち着きを感じさせる香り。焙煎香だ。口に含むと、マットな口当たりと重厚な味わい。温度と相まって、ふんわり。遅れて柑橘のニュアンスがある酸味がきて、そのままきゅっと締まる。切れがよい。余韻に渋味と苦味、焙煎香が長く残る。でも尖りすぎてない。力強いけど、穏やか。 ...
コーヒーカップから豊かで深い焙煎香が立ち上がる。飲むと、強くて太い酸味がやってきて、重厚な焙煎香がついてくる。後口に柑橘を思わせる酸味と、焙煎香と相棒になった苦味。余韻はとても長い。そしてとにかく力強い。どすんとお腹にくる。ダークチョコレートとも、ミルクチョコレートとも合いそうだ。 ...
仕事がひと段落して、やさしく人と話して、なんだか静かで、それでいて少しウキウキした気分になって、行きつけのカフェへ。 しっかりとした味。まとまった味。鼻で、マットで落ち着いた森の香り、土、やや湿った木の皮。午前9時くらい。口に含むと落ち着いた酸味と渋味、後から苦味、ロースト香。心地よいバランス。干した柑橘ピール、粘土からできた土、重みのある渋味。夏の昼間、窓のない土壁の小屋の中で涼む。後口にすっぱく渋い果実の香り。 ...
休日出勤の休憩タイムに、職場近くの「珈ノ介コーヒ」を訪れた。大通りの堀川通から一筋西に入った静かな場所にあるカフェだ。 京都・西陣の喫茶店文化 マスターによると、織物産業(このあたりでは「糸へん」という)が盛んだった頃、喫茶店は旦那衆が打ち合わせしたりするのに都合がよかった。だから、西陣に喫茶店が多いのだという。この店の場所はその前もそのさらに前も喫茶店だったそうだ。 ...
久々に深煎りのコーヒーを飲む。 ボディ感あって、土の香り、少し柑橘を思わせる酸味。ふわっと浮かび上がって、いつの間にかいなくなる。そのあとマットな土のニュアンスと渋みが余韻に。うま味を思わせるコクがある。フルボディだけど過度に重くない。身のこなしが軽やかなマッチョ。 ...
仕事場からほど近いカフェでは、シングル・オリジンのコーヒーを飲むことが多いけど、今日はブレンド・コーヒーをいただいた。 ブレンド・コーヒーはその店の個性、さらにはフィロソフィーが込められると思っている。「イタリアン・ブレンドは」、豆をブレンドした上で最も深く焙煎するイタリアン・ローストだろう。 ...
久々のモーニング。小倉トーストは欠かせない。小倉アンドジャムという選択肢もあったが、小倉バターにした。ジャムとはどんな味になるかわからないけど、試してみる価値はある。 ...
上にのっているのは香川の餅菓子、おいり。 シャキシャキ、後口に酒粕のふくよかな香り。米を感じる。余韻は長い。おいりは時々食べると冷えすぎた口の中をやさしくしてくれる。ちょっと溶けかけると、さらに酒粕の香りがよく感じられる。後半に口腔を立ち上る。 ...
飲む前に香る。焙煎玄米粉のような軽やかな穀物の香りがやさしい。適温の心地よさと柑橘を思わせる香りがあって、酸味できれいに締まる。よい! そして余韻には苦味もあって、柑橘の奥深さの佇まいを感じさせるのだ。 ...