厚みと存在感があるが、スムーズな味わい。引っ掛かるところが少しもない。強い苦味もまとまっている。のどごしがなめらか。甘味を連想させるしっとりとした豆の香り。焙煎香、コクのある味わいと焙煎香。しっかりとした、それでいて品のある苦味。余韻にもまた、苦味と焙煎香と少しチョコレートのニュアンス、とても長い。マスターが燻らす葉巻の香りとマッチする。

温度が下がると、重厚な焙煎香と豆の味の奥に少しだけ柑橘のニュアンスを感じる。

このあと、コーヒーカクテルもいただいた。

2020年10月 三条珈琲店(京都)にて

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