(写真は鯛の柚子胡椒焼き)
柚子胡椒
ゆず子抄「東京の空には,柑橘が少ない」
柚子胡椒 ① 本格的に柚子胡椒デビューしたのは,数年前に大分の友達を訪ねた折。瓶詰めのものを買って帰った。(ちなみに大分にはかぼす胡椒もある)
柚子胡椒 ② 柑橘の爽やかな香りと唐辛子のピリリとした辛さがたまらない。焼き鳥などの焼き物はもちろん,餃子,揚げ物,そばにもよく合う。
柚子胡椒 ③ 九州の家庭では,柚子胡椒は自作が基本。柚子の皮と生唐辛子と食塩だけで作る。柚子胡椒を作るときは,みんな水泳用のゴーグルを付ける。生唐辛子を刻むときに汁が眼に入るのを防ぐためだ。
柚子胡椒 ④ だから,柚子胡椒のレシピは必ずこの一節で始まる。
「まず,ゴーグルを装着します。」
柚子胡椒 ⑤ 九州系の餃子店で焼き餃子に柚子胡椒だけをつけていただくというスタイルを知って以来,他の店でも同じように食べたくなった。そのため,「マイ柚子胡椒」を持ち歩くことにした。
柚子胡椒 ⑥ 「マイ柚子胡椒」。通常の瓶詰めではとても不便。チューブタイプのものがないかと探したら,スーパーで発見。しかしこれは柚子胡椒とは言いがたく「ゆるい」ものだった。柑橘の香り,唐辛子のピリリ,そして塩味までもが「ゆる」かった。
柚子胡椒 ⑦ そんな折,いつもと違うスーパーでチューブ入り柚子胡椒を発見した。「フンドーキン醤油株式会社」という大分県の地場食品メーカーの製品だ。パッケージの「大分特産」の文字に惹かれ,迷わず購入した。柚子胡椒レベルは十分,材料に混ぜ物もない。
柚子胡椒 ⑧ そんなわけで,持ち運べる高品質なチューブ入り柚子胡椒で焼き餃子を食べるのです。