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軽やかでやさしい、米とすだちの香り「美丈夫 特別純米」レビュー

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

色々なところで出会う美丈夫。

高知の酒、美丈夫。最初に飲んだのは高松でした。愛媛県産のしずく媛を使って高知で醸された酒を香川で飲む。四国バンザイな体験でした。メロンのフルーティーな香りと、すだちの香りを感じました。欲しくてシャープな柑橘の香り、そこから四国を代表する柑橘、すだちに連想が進むのは無意識に風土を感じているからでしょうか。

そして、パリのTaekoでも美丈夫に出会いました。ここでもやはりすだちを感じました。

再び、美丈夫。

また飲みたいなあと思ったていたら高松の酒販店ふくしま屋で再会してして即買い。今度はいろいろな温度帯でゆっくり楽しみました。

ライト、やさしい、米、すだち

ライトでやさしい味わい。米とすだちを感じる酒です。冷やして飲むか、60度位の燗酒で飲むのがおすすめ。

料理が食べたくなる酒

うま味のある料理と合わせると酒と料理のうま味が上がり、酒の中にある米のニュアンスを感じます。肉の脂身、チーズとも、酒の酸味が下支えしてよく合います。

テイスティングコメント

冷蔵庫から出してすぐ、10度位の温度帯で

ライトでやさしい甘さ、柑橘っぽくキレがよいお酒。

上立ち香はすだちと米と甘さを連想させる香り。口に含むと硬めのアタック。甘味は控えめでやわらか。酸味と相まって、柑橘果汁の印象。白玉粉・こんぺいとう・すだちの香り。切れはよく、後口に苦味とやや収斂味、アルコールの刺激、そしてすだちの香り。余韻は長い。

45度に温める

上立ち香は乳酸系の香りとアルコールの香り。とても軽やか。甘味は柑橘果汁のよう。みかんのような穏やかな柑橘果汁、酸味は目立たなくなる。引き続きキレはよいが、収斂味が少し気になる。

60度に温める

よい! 思わず微笑む。上立ち香は乳酸系、乳っぽい。カッテージチーズやクリームチーズの香り。口当たりは軽やかでさらりとしている。シャープな酸味が透明感を演出。切れはよい。余韻は短めで、後口がキュッと上がる。柑橘の皮の白い部分の香り、柑橘ピールの香り。収斂味はチーズのコクのようにポジティブに現れ、気にならない。

冷やして飲むか、60度位の燗酒で楽しみたい酒。

ペアリング

しょうゆ豆の汁。しょうゆ豆の香ばしさとうま味が詰まった味。酒と合わせると、酒にある米のニュアンス、白玉粉のような香りが立ち上がった。チャーシューと合わせると、酒にある柑橘の爽やかさな酸味にフォーカス。脂身とよくあった。フレッシュタイプのチーズと合わせると、チーズのまろやかさやうま味が酒によって引き出された。

(テイスティング日: 2019年4月24日)

ラベル情報

商品名美丈夫 特別純米
醸造元濵川商店(高知県安芸郡田野町)
特定名称・種別特別純米酒
原材料米(国産)、米麹(国産米)
酒造年度-BY
原料米松山三井
精米歩合60%
酵母KA-1(熊本酵母)
仕込み水奈半利川の伏流水(超軟水)
アルコール度数15度
日本酒度-
酸度-
アミノ酸度-
製造年月2018-11
杜氏-
その他情報-

美丈夫 特別純米