/ 日本酒コンシェルジュの本棚

【書評】『素材よろこぶ 調味料の便利帳』高橋書店編集部

日本酒コンシェルジュ・Pon 日本酒コンシェルジュ・Pon

調味料本のバイブル

酒、味醂、出汁、醤油、味噌、塩、砂糖、スパイスなど14カテゴリーもの調味料について、種類や歴史、製造過程といったことまで、くまなく書かれている本です。また、その調味料を使った簡単な料理のレシピも分かりやすく書かれているので、かなり実践的な本となっています。

意外と知らない調味料

私たちの生活の中で調味料は欠かせないもので、和食文化の基礎にもなっていますが、意外と調味料について知らないことが多いと思います。

例えば、醤油ひとつ取ってみても、濃口、淡口、たまり、再仕込み、白の五種類がありますが、全て知っている人は、意外と少ないのではないのではないでしょうか。醤油には濃口と薄口があるけど、何が違うのか良く分からずに使ってるかも、という方には、目から鱗な本になっています。

現代に生きる私たちが日常生活で知ることが出来なった知識をこの本は与えてくれます。

とにかく細かい!

それぞれの調味料の配合から、基礎的な使い方からレシピまで掲載されているので、かなりの情報量となっています。しかし、情報が分かりやすく丁寧に整理されているので、単純に読み物としても面白いです。それにちゃんと実践的な内容となっています。調味料の保存方法まで書かれているのも良いです。

こんな人におすすめ

普段、料理をする人から料理が上手くなりたい! と思っている方まで役立つ内容になっています。下手に色々な料理のレシピ本をたくさん買うよりも、この本一冊を買った方が応用が効くと思います。

個人的には、歴史や文化について書かれていたのがグッドでした。特にグッドだったのは「すべての調味料は風土と文化が育てた知恵の結晶」との記述。まさにそのとおりだと感じました。

調味料について知ることで、私たちの日常生活にちょっとした幸せをこの本は運んでくれる気がします。

ちなみに、この本はシリーズ化していて、他には、果物、野菜、魚などの食材の便利帳もあるので、一緒に買って読んで見るのも面白いと思います。

素材よろこぶ 調味料の便利帳

高橋書店
売り上げランキング: 25,800