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知らないことを勝手なイメージでネガティブにならず、笑いたい(イゴさんのストーリー)

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

知らないことを勝手なイメージでネガティブにならず、笑いたい

イゴ(庫本了平)さん

イゴ(庫本了平)さん

はじめまして、イゴです。大学で軽音楽部に入ることでお酒と出会い、今では毎晩呑むようになりました。知識はなく呑み専門です。毎晩呑みますが一人、家で呑むことはほとんどなく、カジュアルなバーで呑むことが多いです。それは誰かと笑って呑めるからです。友達や常連さん、お店の方、初めて会った方……、お酒があれば笑顔になれます。

そんな僕が呑むのは、もっぱらビールでした。ずーっとビール。ですが、小中の同級生が「白州のサントリー工場[1]に見学に行こう」と誘われたことがキッカケで、いろいろなお酒を呑むようになります。ウイスキーを知らない僕らは白州のツアーに参加し最後に有料試飲をし、その面白さにハマりました。年代別に並べたウィスキーはどれも違う味がし、参加した全員が一番美味しいと選んだものがどれも別々だったのです。

「知らないことを知る喜び、人によって好みが違う幅の広さ、何より“おっさんくさい僕とはカンケーなかった”ウイスキーが、こんなにおもろいとは知らなかった」と、全員が大満足で、なんちゃってウィスキーマニアになって帰りました。

それ以降、ビール派だった僕はウィスキーやワインも愉しむようになります。ただ日本酒を呑む機会に恵まれない日々でした。
「きっと、日本酒もウィスキーと同じように面白いに違いない!よしんば良くなかったとしても、 ちゃんと知った上で苦手としたい」
気持ちだけが先走ります。

更には、仕事で日本酒のことを調べるようになります。
季節や、料理の温度、味のこさだけでなく、洋食にも合わせて日本酒の種類をかえて楽しむことを知ります。
なお良かったのは、調べた文献の殆どに、「まずは呑め!」と頭デッカチにならず日本酒を気軽に楽しんでほしいとありました。もう、日本酒への気持ちは10代の片思いをする少年のようです。

「日本酒を呑みたい。楽しみたい。笑いたい!
知らないことで遠ざけていた、もったいない時間を取りもどしたい!」
気持ちは高まるばかりです……。

今日、偶然にもこの会を知り「やっと日本酒で笑える!」と楽しみに来ました。
日本酒はジジ臭く悪酔いするという勝手なネガティブなイメージを、体験して笑ってツブしたいです!


  1. サントリー白州醸造所

このストーリーは2014年8月に開催された日本酒のものがたりワークショップで発表されたものです。