ひとごこち〈酒米の系譜〉

「ひとごこち」は、長野県農事試験場で1987年から育成が開始され、1995年に種苗登録申請、長野県酒造組合で試験醸造が始まりました。

酒造好適米の白妙錦を母に、信交444号を父に交配されました。白妙錦は酒造好適米の玉栄の子どもです。父親の信交444号はコシヒカリのDNAを受け継いでいます。

長野県では美山錦が多く栽培されてきましたが、タンパク質の含有量が多い、心白が出にくいなどの欠点がありました。

それらを乗り越えるために開発された「ひとごこち」は、心白が出やすく大粒なため、より酒造り、特に高級酒造りに適した酒米です。

淡麗で味に幅がある酒を作りやすいとされています。

生産量は酒米の中では多く、全体で7位(2015年度)となっています。


参考資料・文献