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北安大國(ほくあんだいこく) 蔵づくりどぶろく|どぶろくテイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

どぶろくのよさは、スッキリとしたガス感と米粒を感で味わう時間である。そのためには米粒の適度な柔らかさのバランスが必要なのだ。

程よいガス感が舌の上を刺激する。歯茎や口蓋で潰れる米粒と、歯で噛まなくてはいけない米粒がある。それらのバランスがよい。それぞれ麹と蒸米なのだろうか。

どぶろくは食べ物である。米粒を噛む時間を感じながら食べる。酒にはない、時間を楽しむ行為。また、噛むことでどぶろくとの対話が生まれる。液体の酒を飲むとき受け身になりがちなのとは対照的だ。

舌にガスの感触、米のニュアンス、甘味、酸味、苦味の順番でやってくる。ガス感と酸味でずいぶん爽やかに感じられる。かなり強い甘みを打ち消し、バランスを取っている。噛んでいる間に甘味が出て、酸味とガスが口腔、鼻腔を立ち上がっていく。レモン、おかゆ、麹の香り。ややカシューナッツとカラメルの香り。

キレはよい。飲み込んだあと、ガス感がほのかに残り、柑橘、レモンの香りが余韻に。そこそこ長い余韻。

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長野の名産、黄金シャモのもも肉燻製。しっかりした味わいで。甘味とうま味、そして皮にある脂分のコクが深みを感じさせる。

合う。とても合う。どぶろくをそのままソースのようにかけてしまってもいいのではないかと思うくらいに合う。酒にある米のニュアンスがもも肉のうま味を支える。酸味とガス感もまた、うま味をステージに持ち上げることで引き立てる。

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長野県のお酒の取り揃えが素晴らしい、新橋駅ビルにある信州おさけ村にて。信州の名産をつまみに角打ちができるのが楽しい。このビルには立ちのみできる店がたくさんあるので、2軒3軒とはしごするのも楽しかろう。

(テイスティング日: 2018年11月22日)

ラベル情報

商品名北安大國 蔵づくりどぶろく
醸造元北安醸造(長野県大町市)
特定名称濁酒(その他の醸造酒)
原材料米(国産)、米こうじ(国産米)
酒造年度-BY
原料米ひとごこち、一般米/長野県
精米歩合70%
酵母協会7号酵母
アルコール度数13度
日本酒度-
酸度-
アミノ酸度-
製造年月2018-10
杜氏-
その他情報-
商品ページhttps://hokuan.co.jp/category/item_season/

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