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4. おいしい日本酒と出会うには|にしむら酒店 西村道隆さん インタビュー

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

(2015年5月公開)

おいしいお酒と出会うには

— ほんとうにおいしいお酒というのはどうしたら分かりますか?

中には「一口目はおいしいけど、その後はあまり…」っていうようなお酒もあります。お客さんがお酒を飲んで、「最初うまかったけど、やっぱいらんわ。なんか変な感じ、次の日しんどいわ」ってやめていくお酒もあるんです。でもそれは一口目ではわからないんです。普通にきき酒してもわからないんです。

でも僕らはそういう面で、出した金に見合うとか、誰に売ろうかとか、そういうことを常に考えて一生懸命やってきたから、そういうお酒はわかる。

本物のお酒はなんぼ飲んでもおいしいです。それが本当においしいお酒やと思います。

— 自分にあったおいしいお酒を見つけるにはどうしたらいいんでしょうか?

お客さんは、「本当に自分で飲んでおいしい酒」を求めてお店にいらっしゃいます。

例えば山廃とかちょっときつい味のお酒を「こんな味ですよ」って説明するとします。そしたら、お客さんがチャレンジして「美味しかったです」と言ってもらえる。普通は初めての人には「これいらんわ」って言われるかもしれないお酒でも「おいしい、最高や」って言ってもらえる。

__どんな人でも、本来自分が「旨い」って思っている味があるはず__なんです。「こういうのが好きや」っていうのをみんな自分の舌に持ってるんやけど、周りの人がいうこととか、その人の食生活で、それを日本酒の中に発見できてないだけやと思います。

でも、今の時代はそれを発見できやすくなってるんやと思います。

お客さんにお酒の説明をする西村さん