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醸し人九平次 純米大吟醸山田錦 EAU DU DÉSIR(希望の水)|日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

パリの日本料理店 Azabu にて。3杯目は「醸し人九平次」。フランス語で “Eau de Désir(希望の水)” と肩ラベルにあるが、これは国内でも同じ仕様だ。フランスでのワインの思想に大きく影響を受けていることがわかる。

醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 720ml
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裏ラベルがアツい! これを読んだパリの飲み手もまた、アツくなるだろう。

醸し人九平次 純米大吟醸山田錦 EAU DU DESIR(希望の水)

ここには、日本酒の原料米はほととんどの場合酒を造る者が生産していないこと、醸造家自身が大地で米を作ることから始めるべきこと、そしてこの酒がそのように造られていることが書かれています。

米を作る所で酒を造る

ラベル中段に、「35.037, 135.024」という数字。位置情報である。Google Mapsで検索すると兵庫県西脇市黒田庄町門柳にある萬乗醸造の自社田が現れる。ラベルにはその圃場の Terroir(土壌)についての記述もある。

以前から萬乗醸造はこの地域の山田錦を使っていたが、2010年から社員が稲作に取り組み、2014年からは農地を所有している。その後この地に酒蔵を建設し、2019年12月から稼働の予定だ。久野九平治社長は、ワインの醸造がワイン畑とおなじ土地で行われる、日本酒でも同じ取り組みをしたいと語っている[1]

クリアでシャープ、口に含んでからのどごしまできれいな曲線を描く上品な味わいの酒

ワイングラスで10度位の温度帯でテイスティング。爽やかな上立ち香。ウリ、メロン、リンゴ。透明感のあるテクスチャ。甘味は少し、酸味はしっかり。クリアでシャープな印象。口中香はリンゴとメロン、そして白玉粉。切れはよく、余韻は長い。余韻にはメロン、白玉粉、すだちの香り。

単独で飲んでおいしいお酒。料理に合わせるならライトな味わいのもの。香りを生かして、たとえばウリの香りとソムタム。野菜主体のシンプルな料理で酸味とフルーツの爽やかなソースが合うもの。脂身が少なく、うま味も少なめもライトな味わいの白身魚のお造り。

(テイスティング日: 2018年2月24日)

ラベル情報

商品名醸し人九平次 純米大吟醸山田錦 EAU DU DESIR(希望の水)
醸造元萬乗醸造(愛知県名古屋市)
特定名称・種別純米大吟醸酒
原材料米、米麹
酒造年度-BY
原料米山田錦
精米歩合50%
酵母-
仕込み水-
アルコール度数16度
日本酒度-
酸度-
アミノ酸度-
製造年月2017-12
杜氏-
その他情報http://kuheiji.co.jp/brand_more/index4.html
商品ページ-

醸し人九平次 純米大吟醸山田錦 EAU DU DESIR(希望の水)


  1. 神戸新聞NEXT|北播|田んぼの近くでお酒作りたい 愛知の企業、山田錦産地に酒蔵 ↩︎