/ 活動報告

町家でお酒を楽しもう!No.12 岐阜のお酒(京都開催日本酒イベントレポート)

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

(2013年5月29日開催)

おかげさまで12回目の開催となりました「町家でお酒を楽しもう」。

今回は「岐阜のお酒」をテーマにお届けしました。幅広い年齢層、ご職業の方20名余りにご参加いただき、とても雰囲気のよい、楽しい時間を過ごすことができました。
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さっそく、今回のお酒のラインナップです。岐阜県の御代櫻(みよざくら)醸造さん、天領酒造さん、中島醸造さん、玉泉堂酒造さんのお酒をご紹介。また、天領酒造さんと御代櫻醸造さんからは仕込み水の協賛もいただきました。

(写真左から)

  • 仕込み水(御代櫻醸造)
  • 小左衛門 純米大吟醸 赤磐雄町(中島醸造)
  • 津島屋 純米 無濾過生原酒 山田錦(御代櫻醸造)
  • 岐阜九蔵 御代櫻 純米吟醸(御代櫻醸造)
  • 醇辛純米酒(御代櫻醸造)
  • 特別純米酒 飛切り(天領酒造)
  • 純米吟醸生貯蔵 天領(天領酒造)
  • 冷やし甘酒のもと(天領酒造)
  • 麦焼酎 天真(天領酒造)
  • 美濃菊 純米吟醸 山田錦(玉泉堂酒造)
  • 酒蔵の深井戸水(天領酒造)

今回は天領酒造さんと御代櫻醸造さんから、仕込み水の協賛をいただきました。「このお水を使ってこのお酒を作ったんだ」と思いながら和らぎ水として仕込み水をいただきながら、お酒を飲む。楽しいことですね。

(お酒を飲むときに大切なのは、水分をとること。お酒と同量の「和らぎ水(チェイサー)」を飲むとよいと言われています)
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岐阜といえば味噌が有名ですが、飛騨高山の味噌をアテにいただくお酒は格別です。私が「いいな」と思ったのは、中島醸造さんの「小左衛門 純米大吟醸」。味噌のコクの余韻が残っている状態で小左衛門がくると、なんとも言えない幸せな気分になります。

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ちょっとおもしろい試み。天領酒造さんの「冷やし甘酒のもと」こちらは酒米を使った甘酒(ノンアルコール)です。米と米麹のみで作られていて、やさしい甘みはすべて麹が米の炭水化物から作った糖です。「0.5〜同量の水を加えてください」と説明書きにありましたが、もちろんお酒で割りました。いろいろなお酒で割って違いを楽しみました。ストレートでも試してみたら、道明寺のような味わい。

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予告していました、「スイートなサプライズ」は白扇酒造さんの「古々美醂」、もち米、米麹、米焼酎だけで作った10年熟成の本みりんです。熟成期間が長いだけあって、サラサラとシンプルでコクのある旨味に仕上がっています。ストレートでも、お酒で割ってもおいしかったです。お酒で割るとき、おちょこの中にマーブル模様が出来るのがきれいでした。

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また、参加者の一人、佐々木酒造の佐々木社長より、新製品をいただきました。「聚楽第 大吟醸 エクストラプレミアム」です。残念ながら私は味わうことができませんでしたが(乗り遅れました)、参加者の皆様にはとても好評でした。パッケージがとてもきれいで、贈り物にピッタリだと思いました。

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イベントを通じて感じたこと

日本酒はほんとうにおいしいです。おいしいお酒を飲むの幸せな気分になれます。おいしい日本酒はたくさんあるのに、出会うことはそんなに簡単ではありません。私自身もかつてはおいしい日本酒をそんなに味わったことはなくて、積極的に日本酒を飲もうと思っていませんでした。2年ほど前においしい日本酒に出会って、感動しました。この感動を共有したいと思っています。

日本酒を楽しむ人は年々増えていますが、まだまだビールやワイン、焼酎などに比べると少ないのと思います。飲酒できる年齢になる時に「繊細な味わいを楽しむ」ことよりも「酔う」ことに重きをおいた飲み方から始めることが多いことと、日本酒の世界はいわゆる「通」の文化が強く、「こういう飲み方をしなくてはいけない」だとか「これにはこれを合わせるのが常識だ」といったようなちょっと窮屈な空気があることも原因ではないかと考えています。

もちろん、そういった伝統と格式に裏打ちされた美食の世界は尊敬すべき文化で、知恵と経験の結晶なのだと思います。しかし、先入観なしにおいしいお酒を自分の感性で楽しむ、「おいしいな〜」と感じて幸せな気分になることが、素材、それを育んだ自然、素材と対話しながらお酒を作った人に敬意を払うことになると考えています。

こういうふうにして、おいしいお酒をみんなで楽しむ。そしてその中で同じようにお酒を楽しむ人々と交友を深める。そんなことが出来ればと思っています。そうやって「町家でお酒を楽しもう」の会を続けて行きたいと考えています。

※「町家でお酒を楽しむ会」では定期的にお酒に関するイベント、きき酒イベントを行なっています。参加方法・最新情報は Facebookページ をご覧ください。