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炙りいりこ酒(町家でお酒を楽しむ会 No.31 川鶴酒造スペシャル)

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

(2015年6月13日開催)

町家でお酒を楽しむ会 No.31 川鶴酒造スペシャルにて、川鶴酒造の藤岡美樹さんに実演していただきながら楽しんだ「炙りいりこ酒」。旨味の相乗効果で幸せになるおいしさの飲み方です。

炙りいりこ酒

「炙りいりこ酒」は炙ったいりこを熱燗にしたお酒に入れて飲みます。いりこ酒用の日本酒「川鶴 炙りいりこ酒の素」というライトで旨味があるお酒を使います。

丁寧な下処理

丁寧にいりこの頭と内臓を取り除いて炙ります。意外に背びれも生臭いので重点的に取り除くといいます。いりこのうま味だけをお酒を調和させるためのこだわりです。

いりこを炙る藤岡さん

瀬戸内海のいりこは水深が浅いところに生息しているため、身が柔らかいのが特徴です。そのままでもおいしくいただけます。おつまみにするときはちょっとだけ炙って、お酒に入れるときはきつめに焼くとおいしい、と藤岡さん。

炙られるいりこ

大きいものは8cmにもなるという「大羽(おおば)いりこ」。フォルムが美しいですね。

観音寺の沖、伊吹島のいりこ

このいりこの産地は瀬戸内海に浮かぶ伊吹島。魚は鮮度が命、伊吹島には船が着く場所からすぐの場所にいりこの加工所があるので、獲ってから30分以内に加工できるそうです。これが伊吹島のいりこのおいしさの秘密です。

瀬戸内海に浮かぶ伊吹島、いりこの名産地

いりこを加工するには、採れたイワシを塩ゆでしてから乾燥させる工程が必要です。観音寺の言葉では、茹でることを「いる」といいます。それで「いったこ」→「いりこ」という名前がついたそうです。

いりこを炙る藤岡さんと参加者の皆さん

旨味の相乗効果

炙ったいりこを50から55度位の燗にしたお酒にいれてぐいっと飲みます。いりこのイノシン酸とお酒のグルタミン酸という2つの旨味成分の相乗効果で、とてもコクのある味わいになります(この写真はいりこを入れすぎです。おちょこに1匹くらいがちょうどよいです)。

これが炙りいりこ酒

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町家でお酒を楽しむ会 No.31 川鶴酒造スペシャル|イベントレポート