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滋賀県大津でのきき酒会に行ってきました!日本酒とみりんを堪能

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

近江・滋賀県の日本酒を中心に全国のお酒を楽しめるきき酒会に行ってきました。「町家でお酒を楽しもう」イベントを一緒に運営している利き酒師の片桐さんのお誘いです。

このきき酒会は酒類の卸売などをしているエスサーフという会社の主催で、今年で19回を迎える有名なイベント。以前何度か話を聞いて、行ってみたいと思っていたのです。願いはかなって、3時間たっぷりきき酒を楽しんできました。

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あこがれの大きき酒会

会場の大津プリンスホテルに向かう途中、新快速や駅の中で「あ、この人はきき酒会にいくのだろうな」という人をたくさん見かけました。空気でわかりました。JR大津駅からのシャトルバスの中では、皆会話がはずんでウキウキした空気に。さながら修学旅行のバスのようでした。

近江の酒

会場入りしてまず向かったのは滋賀の地酒コーナー。滋賀県の21の酒蔵が出品。すべての蔵のお酒をきこうとしましたが、 さすがに7割くらいで断念しました。

滋賀県には琵琶湖を取り囲むようにしてたくさんの酒蔵が点在しています。琵琶湖に流れ込む水系には4種類あって、それぞれ水のタイプに特徴があります。

滋賀の酒蔵

メモ代わりに「これは!」と思ったお酒の写真を撮っておいたのですが、あとから見なおしてもどういう味でどこがいいと思ったのかは覚えていませんでした。きいたお酒をすべて飲み干したので、最後の方では酔いがまわって記憶が曖昧になってしまったからです。

それでも、そのお酒を飲んで「感動した」「なにかピンときた」「惚れた」という感触だけは覚えていました。そういうふうに心に残ったお酒をご紹介します。

まずは、喜多酒造さんの「喜楽長 純米吟醸 權座」。基本的にシンプルでミニマルなパッケージが好きなのですが、このような力強いラベルも好きです。

喜楽長 權座

同じく「喜楽長 辛口純米吟醸」。フルーティーで甘めのお酒と熟成された重いお酒が好きなのですが、こちらのシンプルな辛口は心に残りました。

喜楽長 辛口純米吟醸

夏の贈り物にいいなと思ったのが、美冨久酒造さんの「美富久 山廃仕込夏の純米にごり酒」です。涼しげなパッケージに金魚の絵がいいなと思いました。

美富久 山廃仕込夏の純米にごり酒

同じく美富久さんの「純米吟醸 純聖」も心に残ったお酒のひとつです。

純米吟醸 純聖

竹内酒造さんの「香の泉 南部流大吟醸 天醸」と「香の泉 純米大吟醸 唯醸」。両方飲み比べるのが面白かったということを覚えています。

香の泉 南部流大吟醸 天醸

瀬古酒造さんの「忍者」。パッケージがショットバーに置けそうでいい感じ。癖の強いお酒ですが、このタイプの癖は結構好きです。かなり好きです。甲賀の酒蔵さんだからこそ出来るこのネーミング。他では真似できないですね。

忍者

松瀬酒造さんの「松の司」。おこめ系です。麹の味が心地よいおこめ系のお酒。好きな銘柄の一つです。

松の司

多賀さんの「多賀」。お酒を冷やす際のディスプレイにも気を使っていていいなと思いました。多賀酒造さんはおいしい料理酒も出品されていました。

多賀

北島酒造さんの「銷夏酒」。贈り物にしたいパッケージですね。読み方がわからなかったのですが、よみがなが振ってありました。お酒の銘柄は読めなかったりすることが多いので、親切でいいなと思いました。

銷夏酒

太田酒造さんの「道灌」。ここまで来るとかなり酔いが回ってきていますが、おいしかったことだけは覚えています。

道灌

そうこうしているうちに、気が付いたら会場はものすごい人!「町家でお酒を楽しもう」に参加してくださった方々にもお会いしました。他の日本酒イベントでこうやってバッタリ会うと、日本酒仲間だ~って実感していいですね。

エスサーフきき酒会@大津プリンスホテル

滋賀県産の酒米で作ったお酒の飲み比べ

肝臓的な理由で体験できなかったのですが、会場中央近くで滋賀県産の酒米を使った日本酒の飲み比べコーナーがありました。こういう企画は楽しいですね。そして滋賀県の米作り、農業に興味をもつきっかけとなるのでいいなと思いました。

滋賀県産の米で作った日本酒飲み比べ

わがまち、京都のお酒も

もちろん滋賀の隣で日本有数の酒どころ、京都のお酒も出品されていました。10近くの酒蔵さんが出展していまいた。

僕はにごり酒が大好きで、麹やお米を舌と鼻腔で感じるといい気持ちになります。増田徳兵衛商店さんの「月の桂」もおすすめの一つです。もちろん今回も味わいました。

月の桂にごり酒

増田徳兵衛商店さんは、かなり海外展開を意識していると思いました。英語だけでなくフランス語でのパンフレットを用意していたり、パッケージも外国人ウケしそうなもの。デザインは伝統とモダンの両方のテイストを持ったおしゃれなものが多いです。

写真真ん中のにごり酒の赤を使ったパッケージは、シンプルでいてモダンなので結構好きです。左端の発泡純米酒「月の桂ライスマジック」は海外で受けそうですね。

富翁」の北川本家さんは会場入ってすぐのいい場所に出展されていました。富翁の日本酒はほぼすべて頂いているので、今まで飲んだことのない梅酒を味わいました。

北川本家の梅酒

北川本家さんの「玉露梅酒」と「八つ橋梅酒」。玉露梅酒はアルコールの中にもお茶の味と香りが生きるんだとちょっと感動しました。八つ橋梅酒の方はニッキの香りが力強かったです。どちらもシロップにしてパウンドケーキやフルーツケーキに打ったらおいしいに違いないと思いました。

ききみりん!

実はこのイベントでもっとも心が踊ったのが、料理酒・みりんのコーナーでした。前述の多賀酒造さんは料理酒も作っているということで、それもきいてみたところ、「料理に使う前に全部飲んでしまいそうだ」と思うくらいのクオリティーだったので、興奮していたところ、料理酒のコーナーもあるとのこと。さっそく向かいました。

ききみりん

もち米と米麹のみを使った赤酒からみりん、料理酒まで10種類くらいをきくことができました。
どれもおいしくて、普通に飲んで楽しめそうだと思いました。それぞれに特徴があって、「ああ、これは焼きものに使ってテリを出したいなあ、とか「味噌と醤油と合わせたらおいしそう」とか思いを巡らせました。

みりんはもち米を米麹で糖化させたものですが、一般に手に入るみりんではこれに糖液やグルタミン酸を添加したものが多いそうです。こちらではもち米と米麹のみを使って作られた物が多く展示されていました。10種類くらいのみりんをきいて、僕のみりん観が大きく変わりました

みりんの役割

もち米で作ったみりんは上等な紹興酒をちょっとやさしく甘くしたような感じでした。単独で十分いけるお酒でした。どこかポートワインやマルサラワインにも似た感じがします。食前酒としていただいてもいいし、ザバイオーネなどのお菓子を作ってもいいと思いました。

料理酒と普通のお酒の違いはどこにあるかというと、含まれる旨味成分の量。料理酒では旨味をもたらすアミノ酸が普通の日本酒に比べてずっと多く含まれているそうです。これって、いわゆる雑味と裏腹なのでしょうか。僕は「テーブルに置けないワインは料理に使うべからず」といういいつけを守り、今まで普通の純米酒を料理に使ってきたのですが、使い分けるのもいいかもしれません。

【追記】この後、**「ききみりん」の会**を企画・開催しました!楽しかった!

4月24日(水)は「町家でお酒を楽しもう」滋賀の日本酒特集です

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さて、次回の町家でお酒を楽しもうのテーマは「滋賀・琵琶湖をぐるっとお酒で楽しむ」です。大津のきき酒会で片桐さんが選んだお酒も登場しますよ。

イベントページ: 町家でお酒を楽しもう No.11「滋賀・琵琶湖をぐるっとお酒で楽しむ」


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