/ 田植え

川鶴酒造で山田錦の田植え、そして山田錦おにぎり 2017

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

(2017年6月25日)

2015年に引き続き川鶴酒造の田植えイベントに参加してきました。あいにくの雨でしたが、田植えは決行。田植えのあと、この水田で育った山田錦を使ったお酒「川鶴 Heart & Soul」とおにぎりをいただきました。

酒蔵が米を作るということ

川鶴酒造では、農業指導員の助けを借りながら酒蔵の隣りにある3反の水田で酒米の山田錦を栽培しています。その中で、地域の人々、飲食店や酒販店、そして川鶴ファンの飲み手とともに田植えイベントを開催しています。

その経緯や蔵が米を作る意味とは何か、詳しくは2015年のレポートをご覧ください。

雨天決行

例年、田植えは「雨天決行」。少々の雨では中止になりませんが、この日は大雨。前日には中止の連絡。

香川の人々は「田植えできるやろ」との楽観的。結局、当日朝には小雨に。バーベーキューは中止になりましたが、田植えは決行と相成りました。ぐずついた天気が晴れにドリフトする現象、香川ではよくあることだそうです。

田植えをする人々

会場の川鶴圃場の前にある駐車場に到着。開始時刻に近づくに連れ雨脚が強まりました。皆テントの中で待機しました。大丈夫かなという不安が心をよぎります。

川鶴田植えテント

雨だけどスタート

テントの中に入流人もあれば傘を指したまま外に立っている人もある中で、田植えイベントは始まりました。川鶴酒造の川人社長、蔵人の皆さん、そして農業指導員の皆さんの挨拶。その後はさっそく田植えのミニ講習会が始まりました。

田植え定規

農業指導員の方が「田植え定規」の使い方を説明してくださいました。これは賢い! 苗を植える箇所に印がついた2本の棒。2列を植え終わったらくるりとひっくり返して使います。片方の棒が支点になって固定されるので、ズレが少なくすみます。

田植え定規

滋賀県の長浜市田根地区で田植えをしたときは、ローラーのような器具を使って水田に溝をつけることで目印にする方法でした。地方によっていろいろな工夫があるんですね。

田植えスタート!

こちらが山田錦の苗。緑が眩しいです。

山田錦の苗

さっそく雨のなか田植えを始めます。持ってきた日焼け対策グッズはまったく役立たずに。でも、年に1回使うか使わないかの黄色いかっぱが役に立ちました。

田植え準備万端の水田

今年は3本植

昨年は苗を1本づつ植えて、苗の分蘖(ぶんげつ、株が増えること)力に任せる方法を取りました。しかし今年はジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)対策のため、3本づつ植えていきます。

私が植えたところ

雨の田植え、晴れの田植え

今回は雨天で参加者が少なかったこともあり、一人あたりの田植え割当が全開の倍以上になりました。ひたすら苗を植え続けることで、少しずつ煩悩が消え去り、無心になることができました。

高校生ファーマー 堀口くん

今回も高校生ファーマーの堀口君が大活躍。中学生ファーマーからステップアップしていました。爽やかな堀口くんは大人気で、たくさんの人たちがツーショット写真を撮っていました。

高校生ファーマー 堀口くん

おつかれさま! お酒とおにぎりでおもてなしいただきました

川鶴田植え2017おつかされさま会

川鶴の田植えイベントのハイライトです。山田錦のおにぎり! 「酒米は食べてもおいしくない」というのはまったくの俗説です。おいしいです! 大粒の食感とシンプルな味わいがチーズや漬物とよく合いました。

蔵元の川人さんによると、胚芽を残して精米し、水を多めにして炊いているそうです。

川鶴田植え2017で山田錦のおにぎり

そして、讃岐のとうもろこし。とても甘いです。バーベキューは中止になりましたが、山田錦おにぎりととうもろこしでお腹も心も幸せになりました。田植えのあとはむしろこういったシンプルな食事がいいと思いました。田植え作業で静まった心が保たれるからです。

川鶴田植え2017でとうもろこし

乾杯

ここで、忘れていた乾杯!

川鶴田植え2017乾杯

この田植えイベントで植えた山田錦を使った Heart & Soulのほか、川鶴のお酒を全種類いただきました。

川鶴ラインナップ

田植えが終わったばかりの田と川鶴 Heart & Soul。この苗が育って稲穂をたわませ、その米が酒になるんだと思うと胸が熱くなりました。

川鶴Heart & Soul と水田

【追記】Heart & Soul、出来上がりました。

このイベントで植えた山田錦を使って醸した「川鶴 Heart & Soul」を醸したとのメールをいただき、早速購入しました。

IMG_3182-0640

モダンなスタイルながらも、米の存在感があって、料理に合わせやすいお酒でした。