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三軒茶屋のどぶろく〜chocolate〜 recipe no.013|どぶろくテイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

WAKAZE三軒茶屋醸造所の「どぶろくの日」でどぶろくの燗が飲めるということで訪問。このイベントは10月26日の「どぶろくの日」以来、毎月開催しているとのこと。

WAKAZE三軒茶屋醸造所「どぶろくの日」の看板

最初に注文したのは、Twitterで気になっていたチョコレートのどぶろくを注文。ガトーショコラに合わせてみる。

三軒茶屋のどぶろく〜chocolate〜 recipe no.013

冷やして飲むと、酸味とガス感

まずは冷えた状態で飲む。心地よいガス感とともにカカオの香りがやってる。そのあとの、やわらかいテクスチャーがミルクチョコを思わせる。レモンとオレンジの中間くらいの柑橘の香りと酸味。柑橘ピールの入ったチョコレートのニュアンス。そして米を感じる甘み。スパイスの香りはクローブが目立つ。

粒感は絶妙、最小限の「噛む楽しみ」を残しつつ、多すぎず、硬すぎない、そしてやわらかすぎない。モダンなどぶろくだ。新しい波を感じさせる。

余韻は長く、カカオの香りとガス感。

ガトーショコラと合わせると、どぶろくの酸味とガス感が強調され、どぶろくがソースになる。カカオの香りの同調をイメージしたが、あまり感じられなかった。

三軒茶屋のどぶろく〜chocolate〜 recipe no.013

温めると柔らかさと甘味、そして香りを楽しめる

きょうのお目当て、どぶろくの燗。器を変えて提供された。冷酒のときの筒型だと香りが強すぎるので、このように開いた形にしたとのこと。提供温度は社内で飲んでみて検討したとの話を聞いておもてなしの心とプライドを感じた。

口当たりはさらりとしたテクスチャー。温めることで粒がやわらかく、大きく広がる。それでいて粒感は失われていない。甘味と香りが口の中にふわっと広がる。冷たいときは酸味が中心だったが、温めると甘味と香りが前に出てきた。甘味が広がるぶん、香りもマイルドに感じられる。

ガトーショコラと合わせると、お菓子とお酒が互いに寄り添いあう。それでも、ソースの役割、やわらかいオレンジソースも演じているのだ。

三軒茶屋のどぶろく〜chocolate〜 recipe no.013

店内の雰囲気はよく、真剣に調理をしたり燗をつけたりうする空気と、楽しい空気が共存していた。

(テイスティング日: 2019年2月24日)

ラベル情報

商品名三軒茶屋のどぶろく〜chocolate〜 recipe no.013
醸造元WAKAZE 三軒茶屋醸造所(東京都世田谷区)
特定名称・種別その他の醸造酒
原材料副原料: カカオ、バニラ、クローブ、カカオリキュール
酒造年度30BY
原料米出羽燦々(山形県産)
精米歩合70%
酵母協会6号酵母
仕込み水-
アルコール度数9度
日本酒度-
酸度-
アミノ酸度-
製造年月31-1-28
杜氏-
その他情報醸造期間: H31/1/8/1/28
副原料: カカオ、バニラ、クローブ、カカオリキュール
高温糖化酛二段仕込み/Botanical/Non-Pressed(どぶろく)