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讃水山海 本醸造|日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

讃岐うどん好きなら一度は訪れたことがあるであろう、屋島の銘店「わら家」。8年ぶりに入店しました。注文したのは名物の「たらいうどん」。前回はもっと大きいサイズでしたが、たくさん食べられなくなったのでちょっと小さいサイズ。それでもダイナミックな外見。

わら家のうどん

うどん屋で日本酒を頼むのはめずらしい

メニューをみると、「日本酒」の文字が。どんな酒が来るだろうとワクワクしながら注文。でてきたのは金陵の「讃水山海 本醸造」。しかもデフォルトが燗酒! 全体的にライトだけど酸味がしっかり感じられるお酒です。香りは昔ながらの日本酒の香り、カッテージチーズ・みかん・米粉。

酒がつゆに合う

これがまたうどんに合うのです。正確に言うとわら家のうどんのつゆに。出汁はおそらく、いりことカツオ節。いりこが主体に感じられます。最初はカツオの香りがして、余韻にいりこの香り。いりこの余韻と酒の余韻が一緒に歩いています。この酒はつゆに負けない強さ、そして合わせることで酒がつゆの余韻に透明感を与えます。

麺がすごい

肝心のうどんの味は、つるりとした口当たりでしっかりした歯ごたえ。そしてエッジを感じます。「つるり」と「角」のバランスがいいのです。釜揚げのうどんが少し冷めてくると、味が変わります。麺にコクと粉の風味が現れます。これもまたおいしいのです。

テイスティングコメント

45度くらいのぬる燗でいただく。上立ち香はカッテージチーズ、青草、笹。トラディッショナルなタイプの日本酒。どんどん飲み進む、おかわりしたくなるなる軽やかさ。淡麗辛口というわけではない、どちらかというと濃醇辛口。酸味が力強いのだ。ややマットな口当たり。香りは柑橘・柑橘ピール・米粉。みかんの皮の香り。苦味でよく切れて、みかんの皮と米粉のニュアンスの余韻は長い。

うどんのつゆによく合う。酒がつゆに透明感を与える。

(テイスティング日: 2019年9月18日)

ラベル情報

  • 讃水山海 本醸造
  • 〈醸造元〉 西野金陵(香川県仲多度郡琴平町)
  • 〈仕込み水〉 八幡の恩湧の湧水
  • 〈原料米〉 オオセト100%
  • 〈精米歩合〉 -%
  • 〈特定名称/種別〉 本醸造酒
  • 〈アルコール度数〉 15-16度
  • 〈原材料〉 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
  • 〈製造年月〉 31-02

讃水山海 本醸造 裏ラベル