/ 日本酒テイスティングノート

気軽に飲みたい!スパークリング日本酒「吉乃川 酒蔵の淡雪」レビュー

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

新潟県長岡市摂田屋。酒蔵だけでなく醤油蔵、味噌蔵が集まる発酵の郷です。プライベート発酵ツアーの最後に酒蔵を訪問。吉乃川のスパークリング日本酒に出会いました。

_s-DSCF9041

アルコール度数は7%と低めです。そのせいか、飲み進められる酒。甘味はしっかり、フルーティーな香り、米の香り。でももう少しまとまりがほしいかなと思いました。シャープさや芯のようなものがもう少しあったほうがいいと感じます。それは、多くの場合アルコール感で、この商品の設計コンセプトであろう、低アルコールとのせめぎあいで難しいところではないでしょうか。

_s-DSCF9647

2人で飲みきるのにぴったりのサイズ。瓶ではなく缶を使うことで軽いので運びやすいのがポイント高いです。ターゲティングがわかりやすく、飲むシーンが想像できます。友達や家族と宅飲みしたり、バーベキューなど野外でのパーティーで飲んだりしたいお酒です。

泡の酒だということとパッケージのビジュアルで、日本酒にあまり接点がない人にアプローチできそうです。それが商品開発の意図なのでしょう。後口に米のニュアンスがほのかにあるものの、総じて日本酒感があまり感じられないので、日本酒の入口になるかは微妙なところです。でもブランドへの入り口にはなるでしょう。

_s-DSCF8958

テイスティングコメント

冷やして食前に飲みたいスパークリング日本酒。

泡は大粒ですが、酒自体は透明感があります。口に含むと甘味。柑橘ピールのような苦味と収斂味。ガス感は弱め。りんご、ナシ、みかんの香り。余韻は少し長くて、オレンジ果汁の香りと甘いフルーツの香り、ほんのりと米のニュアンス。甘味自体も残る。

酒の爽やかさが重めの料理との相性のよさをもたらす

食前酒がおすすめですが、食べ物とも合わせてみました。

クリームチーズとよく合いました。酒のフルーティーな香味がソースの役割をしてチーズとマリアージュします。また、辛さ控えめの麻婆豆腐とも合いました。あんの重さとうま味を、酒の爽やかな香りとガス感が包みます。

(テイスティング日: 2019年3月18日)

ラベル情報

  • 吉乃川 酒蔵の淡雪
  • 〈醸造元〉 吉乃川(新潟県長岡市)
  • 〈仕込み水〉 -
  • 〈原料米〉 -
  • 〈精米歩合〉 -%
  • 〈特定名称/種別〉 -
  • 〈アルコール度数〉 7度
  • 〈原材料〉 米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米)・炭酸ガス含有
  • 〈製造年月〉 -

_s-DSCF9650